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新宿

 ここ数日、新宿によく足を運んでおります。新宿は南の渋谷のように若者中心ではなく、北の池袋のようにガサツ(池袋近辺の在住の方、気にさわったらごめんなさい、でも池袋西口方面が好きなアタシ)でもない。さすがに東の銀座と比較するのは無理がある。「魔都」とまで言えるような街ではありませんが、妙な雰囲気を持つ街だな、と思います。
 1970年代の後半、私は大阪の幼稚園を卒園し、その直後父の仕事の関係で東京に戻ってきました。私たち家族は京王線沿いに住居をかまえましたが、東京に戻って最初に宿泊したのが西新宿の京王プラサホテル。京王線沿線にウン十年住む者、katzeにとって新宿はあらゆる面において重要拠点でありました。
 小・中学校と高校の2年次までは新宿に1人で行くことはありませんでした。1人で行く用事もなかったし、最寄り駅から快速で50分もかかったし、遊ぶための金もない。行く時は親か、部活動の仲間が同伴でした。あんなに人でごった返している地域に、訓練されてない郊外の子が1人で行っても、迷子になるだけです。
 通勤、高価な物品を買う時、映画、美術館、コンサートなどに行くとなると、八王子や多摩に住む者の多くが「新宿」に行くことになります。銀座、池袋、神保町など、東京23区のどっかに用事があるときも新宿を経由せねばなりません。いやでも新宿なのです。
 私が初めて1人で新宿に行ったのは高校3年の6月か7月頃。目的地は紀伊国屋書店でした。高校の社会科の授業の課題で、堺屋太一の書籍が必要になり、本店まで行ったのです。いつもなら母か友人と行った場所も、1人で行くと違って見えるものです。同時に、
  「50分間も快速にゆられ1人新宿へなんて、ようやく三多摩娘の自分も
  オトナになったな、フッ」
と思った瞬間でありました。
 20歳になれば、新宿に1人に行くことは普通になり、30歳過ぎるとさすがに新宿に興味がなく無くなりましたが(通勤通学でなにかと新宿なので…)、新宿は私にとって自分を鍛え、オトナにしてくれた街のように思うのでした。
# by katze888 | 2005-04-24 19:13 | 散策・界隈

同僚のライブを見に行きました(richard smith@新宿MARZ)

 私、katzeのバイト先の同僚・Hさん(♂)はバンドマン。richard smithっていうバンドのギタリストで、最近ライブへのお誘いを受けてたので、ライブ好きな私はいつかは見に行きたいなと思ってました。
 昨晩(4/21)新宿は歌舞伎町のMARZで20:30から、彼らのライブ遂に見に行きましたよ。ほぼ予定の時間通りに始まるという正確さ。会場のMARZは比較的キレイで居心地はまずまず。入口は地下1階でしたが、ステージは地下2階。掘り掘り掘り下げましたって感じでした。対バンのおにいさんがMCで「MARZさんの楽屋のトイレの便器が新しくなっていて、それがちょっとエロい感じがして嬉しかった!」と言ってはしゃいでました。ふーん、客席の側の女子トイレの方は別にどーってことなかったぜ。楽屋のトイレに客のアタシらは入れないって。今度Hさんに聞いてみよう。
 歌舞伎町には相変わらず、胡散臭く落ち着きのないオヤジたちとホスト系にいちゃんが道端でウヨついていました。そんな怪しい界隈でMARZは健全なお店でありました。
 平日木曜の晩のせいか、どのバンドの時間帯も客が少なく、正直、寂しい限りでした。12〜13年前ですと、当時のライブハウスはバンドブームの関係で大盛況。超アマチュアバンドの演奏を聞きに、音楽に関心のない女性たちまで来店してきたものです。しかし、最近はクラブの出現や、お笑いライブのブーム(グンジ嬢談)で、バンドに対しての関心が薄い、という現場の声を耳にすることがあります。昔なら、へたれアマバンドの番でも客が多かったし(アホバンドをその気にさせてしまったアホな時代)。この御時世の店の客数は…。状況が厳しい分、今のバンドの方が真摯で、かつ巧いとは思うのですが。
 richard smithさんはHPによると、4名(Vo, Gt, Bs, Dr) で構成されたグループ。結成は1999年。Hさんは結成当時からのメンバーです。彼らの1stCDは松岡充氏(sevrn zoo seven)がプロデュースしているそうです。
 richard smithさんの曲というのはrockn' roll系。ここ10年近く、jazzやsoulに傾倒しrockn' rollに疎くなっていた私が、彼らを「こんな感じのバンドなんですよ」と分類するなんてのは大変おこがましいですねー。でも、けっこうハードコアな感じ。彼らの衣装は黒、MCも控えめ。無駄なく淡々とライブをこなしてました。しかし、ボーカルTさん(♂)が少し肌けてセクシー。でかいお兄さんがマラカスなんか途中で持っちゃって、ちょっと可愛らしさもアピール(?)このTさんのおかげで、ハードさの中に柔らかさも感じました。(彼らのライブに行く前に、他の同僚(♀)の情報で「Voがカッコ良い」と聞かされてました。う〜ん、確かにね!)
 ギタリストのHさん、関西出身の穏和で律儀な青年です。バイト先の休憩室では年齢、既婚独身関係なく女性たちのアイドル(餌食?)になってます。奥様たちから餌を与えられ、Hさん本人も中部地方の結婚式ばりに菓子類を皆に振舞ってます。
 どちらかと言えば、Hさんは聞き手にまわる男性なので、おしゃべりな女性にとっては大変貴重な存在。相手の言うことに耳をしっかり傾ける彼には感心します。優しい男だよなぁ〜と。でも、そのうち聞き手でいることに疲れて、胃に穴が開かなければ良いが…と少し心配になります。
 そんな穏やかなHさんですが、ギター弾いている時の姿、カッコよかった〜。意外に激しいんスよ、ステージにいる時の彼。ライブ後、私はHさんに、昔、布袋寅泰とかBOOWYが好きだったのか?と尋ねました。すると、どうもそのようでした。バイト先での穏やかな彼とライブ中の彼のギャップは、驚きとともに微笑ましくもありました。
 昨晩の同僚Hさんとこのライブを見て、人間が何故パフォーマンスに興じるのか、その意味を再度考えるようになりました。はっきりとした結論は出せてませんが(そんな簡単に出せるもんでもない!?)、今回、richard smithさんのライブを見に行って、いろんな意味で良かったと思います。
 
お礼:えーっと、ひこさん、昨晩はありがとうございました、あとドリンクもゴチにな  
   りました。また見に行きます。激甘の炭水化物を今度は私がお持ちしましょう。
   
   
# by katze888 | 2005-04-22 17:29 | 音楽

ネコの毛

 我が家にはネコが2匹います。どっちもメスネコでして、雑種、姉妹ネコ。よそさんが拾ってきた子猫を、ウチの母と妹がもらってきて、何故か私と妹の住む家で飼い始めることとなりました。それ以来約7年間、ヤツらと共に生活をしています。
 ネコはイヌと比べ、飼いやすい動物です。しかし、困ることがいくつかあります。その中のひとつ、ネコさんの「毛」であります。イヌを室内で飼っていた人でもよ〜くお分かりになるかと思います。冬ならまだマシなんですが、春から秋近くまでは「毛抜け」の時季にあたるので、まあ、悲惨であることよ、です。ありとあらゆるモノにこのネコの「毛」がつきます。服、ふとん類、カバン、自分の顔、食事にまで飛び込んでくるのは日常茶飯事。
 そこで、毎日のようにネコたちにブラッシングを施すのですが、これがエンドレスな作業になります。いくらブラッシングしても、ネコの「毛抜け」は止まることがないからです。どんどんヤツらの毛がブラシにつき「ウチのネコはハゲるのではないか?」と不安にさえなります。
 抜毛だけに留まらず、ネコトイレ臭い、爪研ぎ、大声で鳴く、超甘えてうざい等、ネコは可愛いだけじゃない、面倒な面も持ってます。しかし、こんなヤツらがいないと結構寂しい思いもします。身勝手なkatzeでございました。
# by katze888 | 2005-04-10 01:28 | ネコ・動物

ストローの使い方

 旅行なんかで海外へ行くと、現地の人達の「?」と思う行動をたまに目にします。そこの国で確立した習慣、というものでもなさそうなんですが、日本ではあんまり見ない行動もあるので面白いです。そこで気になったのは、「ストローの使い方」。
 6年前、タイのバンコクに滞在した時の話。現地のセブンイレブンやデパートのフードコートでペットボトル入り飲料を買うと、時折、店員がストローをくれたのでした。「ペット飲料にストロー?アタシャ使わんぞ。」と思いました。でも、バンコクっ子たち(若い層)がペット飲料をストローで飲んでいるところはよく見ました。彼らはぺット飲料を飲むのをやめる時、そのストローは軽く折り曲げてボトルの中にしまい込み、そのままキャップを閉めるのでした。また飲む時はフタを開けて、ボトルの中にしまい込んでいたストローの先を出して飲むというあんばい。最初の頃は「ペット飲料にストローなんて、気取ったことしてんなー。しかもストローもったいないし。」と思いましたが、後にストロー使う方が衛生的かもな、と考えも変わりました。日本でも最近はペット飲料にストロー使用する人を見かけるようになりました。ペット飲料は直接容器に口をつけて飲むものです。なわけで、ボトル内に雑菌が増殖しやすくなるそうです。長時間の持ち歩きが可能なだけに、蒸暑い時期や地域では気を使わねばいけない。だから使い捨てもできるストローとの併用はけっこういいと思います。特に女性の場合、ペットボトルの飲み口に口紅やグロスがべっとりつきます。これって、あんまりキレイな感じしませんしね。
 今度も、6年前の旅先での話し。カナダ・バンクーバーでのこと。現地のスタバで、ホットドリンクをストローで飲む人を目撃。紙コップのフタについている飲み口(あの、ちっこい穴)にストローを半ば強引にぶっさして飲むのでした。その人は口紅の必要のない男性。また、当時のバンクーバーは雑菌の繁殖が気にならない冬でした。現地に5日間いましたが、2人ほど「ホットドリンクにストロー人間」を発見しました。欧米のホットドリンクは日本のそれよりも「超ぬるい」のでストローが溶ける心配はありませんが…このバンクーバーの人たち行動を、私なり考えましたが、結果は「よくわかんないや」で終わりました。
# by katze888 | 2005-04-02 18:14 | 旅 or 海外事情

語学マニア

 私は20代前半から、独学でなんかやってやろうと思って、語学テキストをよく買いました。英語が中心でした。しかし、他の言語にも関心があって、広東語、北京語、タイ語、フランス語、ドイツ語などなど、つまみ食い程度が主流。そのせいか、これらの言語がモノになっていないのです。
 昔、知人に私の語学学習の遍歴を話したところ、その人から「katzeさんは語学マニアだね〜」と言われました。この言葉を投げかけられた私はとても複雑な気持ちに。感心されているのか、バカにされているのか。その知人は大学での専攻は語学でもなく、留学経験者でもなく。国内だけでの学習だったけど、それでも英語が達者だったのでした。だからこそ、その言葉が今だに記憶に残っていたのです。
 「語学マニア」と呼ばれて約3年後、私は短大・大学の英文科に進学し、そこから4年後、英文科を卒業。だーけど、語学マニア・katzeは結局、英語すらモノにできずじまいでした〜。私は「語学マニア」というよりは、むしろ「語学ジプシー」なのかもしれません。
# by katze888 | 2005-03-31 22:51 | 学問・教養

Katze(カッツェ)です。どうぞよろしく。


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